2025年、 多くのアイドルファンに衝撃が走りました。
『WiNK UP』、 『POTATO』、 『Duet』。
長年私たちの「推し活」を支え、 青春と共にあった老舗アイドル誌が、 すべて2025年に休刊することが発表されたのです😢
なぜ、 このタイミングで同時に休刊することになったのでしょうか?
この記事では相次ぐ休刊の背景にある5つの深刻な理由と、 そしてこれからの「紙」と「推し活」の未来について、 詳しく解説していきます。
2025年、何が起きた?相次ぐ老舗アイドル誌の休刊

「推しの人」イメージ画像
次々と休刊されるアイドル誌たち。
その要因とは一体何のかを考察・解説していきます。
どの雑誌がいつ休刊した?『WiNK UP』『POTATO』『Duet』休刊日まとめ
2025年、 アイドル歴史を担ってきた3つの主要な雑誌が、 立て続けにその長い歴史に幕を下ろしました。
まず、 株式会社ワニブックスが発行していた『WiNK UP(ウィンク アップ)』が、 2025年5月7日発売の「2025年6月号」をもって休刊。
37年の歴史を持つ、 アイドル・ビジュアル・マガジンの先駆けでした。
次に、 株式会社ワン・パブリッシングが発行していた『POTATO(ポテト)』が、 2025年7月22日発売の「2025年9月号」をもって休刊。
こちらも約40年にわたり愛されてきた雑誌です。
そして最後に、 株式会社ホーム社(集英社グループ)が発行し、 3誌の中で最も長い39年の歴史を持っていた『Duet(デュエット)』。
つい先日、 2025年11月7日発売の「2025年12月号」をもって休刊しました。
「5大アイドル誌」とは何だった?(Myojo・ポポロとの関係)
ファンにとって「アイドル誌」といえば、 長らく『WiNK UP』『POTATO』『Duet』の3誌。
そして集英社の『Myojo(ミョージョー)』と麻布台出版社の『ポポロ』を加えた「5大アイドル誌」を指すのが一般的でした。
しかし、 この流れは2024年から始まっていました。
まず『ポポロ』が2024年7月に休刊。
そして2025年、 前述の「御三家」と呼ばれる3誌が休刊したことで、 かつての「5大アイドル誌」のうち、 現在も刊行を続けているのは『Myojo』のみという状況に。
なぜ2025年に集中?「クラスター・イベント」と呼ばれる同時休刊の背景
これら3誌が2025年という同じ年に集中して休刊したことは、 単なる偶然ではありません。
これは「クラスター・イベント(集中発生)」と呼ばれており、 業界全体が共通の、そして深刻な転換点に直面したことを示しています。
紙のコスト高騰やファンのニーズの変化といった市場の力によって、 すべての出版社にとって同時に「維持不可能」なレベルに達してしまったのです。
アイドル誌が休刊した「なぜ」:5つの深刻な理由を徹底分析
では、 なぜアイドル誌はこれほど急速に姿を消すことになったのでしょうか。
その背景には、 5つの複合的な理由が存在します。
理由1:「社会状況の変化」デジタル化とSNS(YouTube, Instagram)の普及

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休刊理由として『WiNK UP』が公式に挙げたのが「昨今の社会状況の変化」です。
かつて、 アイドル誌はファンが高品質な写真や詳細なインタビューを得るためのほぼ唯一の手段でした。
しかし現在、 その役割は公式のSNS(Instagram, X, TikTok)やYouTubeチャンネルに取って代わられています。
ファンは無料で、 しかもリアルタイムにアイドル自身の発信する情報にアクセスできるようになったのです📱
理由2:「出すだけ赤字」という現実。紙代・印刷代高騰と制作コストの限界

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出版関係者からは「雑誌を出すだけ赤字」という切実な声が漏れています。
高品質なグラビアページを作るためには、 スタジオ代・カメラマン・スタイリスト・ヘアメイクなど、 数ページだけでも膨大な経費がかかります。
それに加え、 近年の世界的な「紙代・印刷代の高騰」が決定打となりました。
コストは上がり続けるのに、 発行部数は落ち込んでいる。
この構造的な赤字が、 雑誌の刊行継続を不可能にしました。
理由3:「価値観の多様化」ファンの推し活スタイルの変化
『WiNK UP』が挙げたもう一つの理由が「価値観の多様化」です。
1990年代や2000年代、 ファンは「全部入り」の雑誌を毎月買うのが当たり前でした。
しかし現在、 ファンの「推し活」スタイルは多様化しています。
あるファンは1つのグループの有料ファンクラブ(月額)に価値を見出し、 あるファンは1人のメンバーの写真集(単発)にお金を使います。
またあるファンは無料のライブストリーミングを楽しむ人も。
数十のグループを網羅する月刊誌という形が、 現代の「アラカルト」な消費スタイルに合わなくなってしまったのです。
理由4:事務所(STARTO社)のD2F(Direct-to-Fan)戦略とメディア共生の変化
かつてタレント事務所(STARTO ENTERTAINMENT)にとって、 雑誌はタレントをプロモーションするための「不可欠なパートナー」でした。
しかし、 事務所自体がYouTubeチャンネルや公式ファンクラブ、 SNSといった強力なメディアを持つようになった今はその関係性は変化。
これにより、 雑誌のメディアとしての重要性が相対的に低下したのです。
理由5:SNSへのデジタル流出(違法アップロード)が与えた影響

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見過ごせないのが、 デジタル化の負の側面です。
雑誌が発売されると、 その日のうちに内容がスマートフォンで撮影・スキャンされ、 SNS上に違法にアップロードされてしまう問題が常態化していました。
編集部が注意喚起をしても効果はなく、 SNSで流れてくる画像を見て満足してしまう人が増え、 雑誌本体の購入に繋がなくなってしまっている現実。
これが休刊の要因の一つとされています。
圧巻の最終号。休刊3誌の「グランドフィナーレ」はどうだった?

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しかし3誌の休刊は、 ただ静かに消えていったわけではありませんでした。
その最後は、 数十年の歴史を締めくくるにふさわしい、 愛と感謝に満ちた華々しい終幕でした😭
『WiNK UP』(2025年6月号):タレント99名の直筆メッセージ
2025年5月7日に発売された『WiNK UP』の最終号。
木村拓哉さん・堂本光一さん・相葉雅紀さん・櫻井翔さん・上田竜也さん・中丸雄一さんらなど、 STARTO ENTERTAINMENT所属タレント総勢99名による「直筆メッセージ」が!
デジタルでは決して味わえない手書きの温もりが詰まった企画は、 まさに「アナログ記念品」としての価値を証明しました。
『POTATO』(2025年9月号):完売・増刷した「メモリアルSPECIAL」
2025年7月22日に発売された『POTATO』の最終号は、 「メモリアルSPECIAL」と銘打たれました。
全表紙プレーバックや懐かしの写真アルバムなど記念碑的な内容がファンの心を掴み、 発売からわずか2日で完売店続出!
異例の「増刷決定」となりました。
これは月刊誌の「記念品」としての『POTATO』ブランドには絶大な需要があることを示す、 象徴的な出来事でした。
『Duet』(2025年12月号):175名が参加した「39周年記念特大号」
そして2025年11月7日に発売された『Duet』の最終号は、 まさに圧巻でした。
『WiNK UP』を上回る、 総勢175名ものタレントが直筆メッセージを寄せたのです。
その中には、 東山紀之さん・植草克秀さん・岡本健一さん・佐藤アツヒロさんといったレジェンドから、 現役のジュニア、 研修生までが含まれていました。
これは単なる雑誌ではなく、 事務所の全歴史を網羅する「ファミリーアルバム」そのものでした。
なぜ3誌とも最終号の表紙はSnow Manだったのか?
この3誌の興味深い共通点。
それは『WiNK UP』(W表紙)・『POTATO』(表紙&裏表紙)・『Duet』のすべてで、 最終号の表紙をSnow Manが飾ったことです。
これには2つの理由が考えられます。
第一に彼らが現在、 単独で雑誌の完売を叩き出せる、 最も商業的に強力なグループであるという「商業的要請」です。
利益を最大化すべき最終号において、 彼らは最も論理的な選択でした。
第二に旧世代の台頭を記録してきた雑誌が、 現世代のリーダーたちと共にその歴史を終えるという「象劇的な引き継ぎ」の意味合いです。
事務所と出版社が一体となり、 このジャンルに華々しい最後の花道を作ったと言えるでしょう。
『Myojo』は休刊する?唯一生き残った理由とアイドル誌の未来
「御三家」が休刊した今、 多くのファンが抱くのは「『Myojo』は大丈夫?休刊しない?」という不安だと思います。
なぜ『Myojo』だけが生き残ったのか?(ジュニアデータカードなど「モノ」の価値)
専門家の分析によれば『Myojo』が生き残った理由の一つに、 早期から「付録」の価値を打ち出してきた点が挙げられます。
特に有名なのが、 ファンの間で通称「デタカ」と呼ばれる「ジュニアデータカード」です。
これは、 写真や情報を見るためだけでなく、 切り取ってコレクションしたり、 ファン同士で交換したりできる「モノ」としての価値を提供しました。
また、 持ち運びやすい小さいサイズの誌面を展開するなど、 独自の戦略が今の時代にかみ合ったと考えられます。
ファッション誌とアイドル誌の「体力差」とは?
近年、 STARTO社のタレントがファッション誌やコスメ誌の表紙を飾ることも増えました。
ファッション誌は、 雑誌全体のトーンで世界観を作り込み「リアルな恋人感」といったシチュエーションを演出するのが得意です。
一方でアイドル誌は多くのグループを平等に扱う構成上、 ひと組の企画にそこまで注力することが難点でもあります。
そうした企画の「体力差」が、 ファンのニーズとのズレを生んだ可能性も指摘されています。
アイドル誌の機能はどこへ?(写真集・デジタルFCへの移行)
アイドル誌の休刊は、 雑誌が担ってきた「機能」が消滅したことを意味するわけではありません。
むしろ、 その機能はより現代的なプラットフォームへと「移行」したと考えるべきです。
高品質なビジュアル(グラビア)は、 個々のメンバーの「写真集」や「Instagram」へ。
ロングインタビューや本音トークは、 「デジタルファンクラブのブログ」や「有料ウェブ記事」へ。
最新ニュースや活動報告は、 「X(旧Twitter)」や「YouTube」、 「公式サイト」へ。
それぞれが、 最も適した場所へと移っていったのです。
「紙」の役割は「記念品」へ。コレクターズアイテムとしての雑誌の未来
2025年の「クラスター・イベント」は、 誰もが毎月購入する「マスマーケット向け定期刊行物」の時代の決定的な終わりを告げました。
しかし、 『POTATO』最終号の完売・増刷が証明したように、 ファンの「紙」への愛着が消えたわけではありません。
これからの雑誌は「情報」を得るためのものではなく、デジタルでは代用できない“温かみ”を持つものへ。
特別な「記念品」や「高価値のノスタルジックな収集品(コレクティブル)」として、 その役割を再定義されていくのでしょう。
私たちの本棚にある色あせた雑誌たちは、 その時代の「推し」と共に過ごした、 かけがえのない時間の「タイムカプセル」なのです。
ライタープロフィール

- ジャニ担
- 小学生時代からジャニオタとして人生を歩んできました!ファンにとって得しかない、知りたいことだけを知れる読めるブログにしていきます。






